
🍀今知りたいトピックス
(定点把握対象疾患の流行状況はグラフで見られます。リンク先を下にスクロールして下さい。)
定点報告では急性呼吸器感染症は先週から横ばい程度(定点当たり84.0)で推移しており、インフルエンザは先週よりやや減少(定点当たり41.9)ですが、インフルエンザB陽性例も報告されてきています。一方で、全数報告では侵襲性肺炎球菌感染症が4例報告されており、細菌性の合併症にも注意が必要です。また、水痘の報告が津保健所管内で増えており、さっちみえで水痘による学校等欠席者の報告もみられます。いずれもワクチン接種による予防策をご検討ください(三重大学大学院医学系研究科 公衆衛生・産業医学・実地疫学分野)。(三重大学大学院医学系研究科 公衆衛生・産業医学・実地疫学分野)。
マイコプラズマ肺炎は減少してきましたが、引き続き注意してくださいね。




「さっちみえ」では、県内や全国の学校・幼稚園・保育所での欠席者情報(他疾患含む)が見られます。全国の欠席者状況をクリッすると全国の欠席者状況が日本地図で示されます。地図上の三重県をクリックすると三重県全域の情報が見られます。毎日更新されていますので参考にしてくださいね。
<ワクチン情報>
◯インフルエンザワクチン
インフルエンザの流行は、2020 年以降大規模な流行がなかったため、その間にインフルエンザに対する抗体が減少し、インフルエンザにかかりやすい人が増えている可能性があります。実際一昨年のインフルエンザは春・夏も報告され、昨年はさらに前年を上回る流行がみられました。また日本に先行する南半球のオーストラリアでは、2025年4月後半からインフルエンザの流行が報告されているそうです。このことから、日本感染症学会と日本ワクチン学会は、一般の方はもちろん、特に小児や高齢者、基礎疾患をもってみえる方には、インフルエンザワクチン接種を強く推奨しています。
インフルエンザに関する報道発表資料 2025/2026シーズン(厚労省)
*2025/26 シーズンにおけるインフルエンザワクチン等の 接種に関する考え方
・日本ワクチン学会:2025-26期の季節性インフルエンザワクチンの接種に関する見解(2025/9/24)
・日本感染症学会:2025/26 シーズンに向けたインフルエンザワクチン接種に関する考え方とトピックス(2025/10/3)
2025/26シーズンのインフルエンザ ワクチン(は、2024/25 シーズンから A/H3N2 株の 1 株が変更となり山形系統のB型株が除かれ3 価ワクチンとなりました。
▼A 型株
A/ビクトリア/4897/2022(IVR-238)(H1N1)
A/パース/722/2024(IVR-262)(H3N2)
▼B型株
B/オーストリア/1359417/2021(BVR−26)(ビクトリア系統)
また、昨年から従来型の不活化インフルエンザワクチンに加え、経鼻弱毒生インフルエンザワクチンが認可されました。1回の噴霧でいいのですが、生ワクチンのため周囲に免疫の落ちた方がみえる場合は控えましょう。詳しくはかかりつけの先生にご相談ください。
◆ A 型株
A/ノルウェー/31694/2022(H1N1)
A/パース/722/2024(H3N2)
◆ B 型株
B/オーストリア/1359417/2021(ビクトリア系統)


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