◯帯状疱疹ワクチンが高齢者への定期接種に
R7(2025)年度から、65歳の方などへの帯状疱疹ワクチンの予防接種が、予防接種法に基づく定期接種の対象になりました。水痘(水ぼうそう)と帯状疱疹はどちらも「水痘・帯状疱疹ウイルス」という同じウイルスが原因の感染症です。 初めて水痘・帯状疱疹ウイルスに感染すると、水ぶくれが全身に広がる水痘(みずぼうそう)になります(初感染)。このウイルスは治ってからも体内で長期間潜伏し、加齢やストレス等によって免疫が低下したような時に、神経の分布に沿って皮膚表面に水ぶくれができる帯状疱疹を発症します(再活性化)。 帯状疱疹の感染力は弱いと言われていますが、時に水ぼうそうの免疫がない人へ感染させる可能性があります。実際、祖父母の帯状疱疹から感染して水ぼうそうを発症した事例も報告されています。 特に水痘ワクチン未接種の乳児に接触する可能性のある対象者は、帯状疱疹を発症する前にこのワクチンを接種していただくことをお勧めします。 詳しくは厚生労働省のホームページを見て下さい。
◯乳幼児については、引き続きRSウイルス感染症に注意してください。(三重県の流行状況はこちら)
RSウイルス感染症は、RSウイルスの感染による呼吸器の病気で、特に生後6か月以内に感染した場合には、細気管支炎、肺炎など重症化する場合があり、乳児にとっては怖い病気の一つです。
上の子からうつる機会が多く感染する前に予防したい感染症ですが、小児用のRSウイルスワクチンはまだありません。その代わり、妊婦さんに接種することで、その抗体が胎盤をを通して児に移行することを目的とした妊婦向けのRSウイルスワクチンと、出生後の乳児に直接接種するモノクローナル抗体*が乳児のRSウイルス感染症予防に効果が示されています。日本でも公的助成が早期に確立され、すべての子どもが達がRSウイルス感染症から守られることを願っています。詳しくはかかりつけの先生にお尋ね下さい。
*モノクローナル抗体とは、ウイルスや細菌などの抗原が持つ多くの目印の中から、1種類の目印だけに結合する抗体を人工的に増殖させたもの(神戸医療産業都市HPより)
RSウイルス感染症について以下も参考にしてください。
参考:
・日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール
・日本小児科学会の「知っておきたいわくちん情報」各ワクチンがわかりやすく解説されています。
・定期接種で予防できる病気について(厚生労働省ホームページより)
